わたし・久保田雅人(くぼた・まさと)のまわりで起きた「あんなことこんなこと」・・・。
全国でのイベント裏話や名物・名産、身の回りでのささやかな「出来事」をお話していくつもりです。
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2013_03_01


 先日来、ネットなどでご存知の方もいらっしゃいますが、改めてご報告いたします。3月30日の放送を以て「つくってあそぼ」「つくってワクワク」が終了します。平成2年4月3日の放送開始以来22年に渡るご支援、ご声援を心から感謝したします。本当にありがとうございました。

 突然の番組終了のニュースに驚かれた方も多いことでしょう。私自身は、もちろん、だいぶ以前にその話は、ありましたが、局の発表までは、控えさせていただいておりました。また、私のささやかな希望もありました。このまま、局からの発表がなければ、何らかの形で番組が継続してくれるのではないか。局もいろいろな事情で番組の継続を考えているのではないのか、だから「放送終了」を発表しないのではないのか。そんな甘い希望を持っていなかったわけではありません。でも、私の耳に入ってくるのは、その儚い希望を打ち砕くような情報ばかりでした。「新しい工作番組の制作が始まるようだ。」「新しいキャラクターの発注がなされたようだ。」などなど。でも、正式な発表がなされる様子がないのなら、もしかしたら、継続されるのではないだろうか。そんなことばかり、都合のいいことばかりを考えていたのもまた事実です。

 そんな中、2月8日に発表がありました。その日のうちにネットやツイッターで大騒ぎになりました。私自身は、その前日に娘から聞きました。ネット上で、「つくってあそぼ」の放送終了が噂で流れてるよ、と聞かされました。「お父さん、これホント?」「うん、そうなんだ。」娘はただ、「ふ〜ん」といっただけでした。私自身は、子供たちにも内緒にしてました。母親にも姉にも内緒にしてました。内緒、というよりは言い出せなかったといった方が正しいでしょう。家内は知ってました。家内は、さほど驚きませんでした。数年前から、家内には、「これだけ長くやっていた番組ですから、いつ終わってもおかしくはない、それなりにいつでも覚悟だけはしていてくれ。」ということだけ入っておりましたので、家内は家内なりに覚悟はしていたようです。子供たちもそれなりに自分たちの中にこの事実を取り入れようとしていたようです。2月8日には、姉からもメールがありました。多少の驚きもあったようですが、仕方ないといったところでした。その後、ネットでトップニュースになったりしたようで、本当に多くのメールをいただきました。1日であれだけの数のメールが届いたことがありませんでしたので、いただいた私自身が驚愕の日々を送っていました。

 その日、2月8日は、札幌にいました。新千歳空港に到着後、携帯の電源を入れたらメールが入っていました。姉からたった一言、「番組、終了だって?」。その後、局の発表が正式になされたこと、その内容等が伝わってきました。ついに来たか、これが正直な感想でした。私としては、とにかく今後の対応を考えねばなりませんし、それよりなにより、翌日からの「さっぽろ雪まつりイベント」をちゃんと努めねばなりません。しかし、どうしても頭の中は、今後の対応でいっぱいです。覚悟はしていても実際にその事態に直面すると戸惑いと困惑と恐怖が入り混じった何とも言いようのない混乱が私の頭の中を支配しているのがはっきりとわかりました。札幌から帰り、このホームページを開けてびっくりの数のメールをいただいているではありませんか。そのすべてが、番組終了を惜しみ、私を励ましてくださるメールばかりです。すべてのメールを一字一句逃さず読みました。返信ができず、本当に申し訳ございません。この場をお借りしまして、心より深く深く御礼申し上げます。メールを送ってくださいました皆様、励ましの言葉を送ってくださった皆様、番組の思い出を書いてくださった皆様、本当にありがとうございました。あらためて思いました、私は本当に幸せ者です。こんなに多くの方が私たちの番組を応援していてくださったことをあらためて知り、涙しました。皆さんのお気持ちは、生涯忘れません。

 メールを拝見していて「?」と思ったのが、「わくわく引退説」がいくつか見られました。ここに宣言します。私は引退しません。これからも「わくわく」としての活動は続けてまいります。番組が終わっても、講演活動、幼稚園さんでの公演活動、イベント、研修会、親子工作教室等の活動は、そのままに継続します。もちろん、ゴロリも引退するわけではありません。二人のイベントも従来通り活動して参ります。私が老いて、工作ができなくなるまで続ける覚悟です。皆さん、これからも宜しくお願いいたします。





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