わたし・久保田雅人(くぼた・まさと)のまわりで起きた「あんなことこんなこと」・・・。
全国でのイベント裏話や名物・名産、身の回りでのささやかな「出来事」をお話していくつもりです。
お読み頂いたご感想やご意見もお寄せください。
登場人物は、ひょっとしたら、「あなた」かもしれません

今回は、僕自身の「夏がくれば、思い出す・・・♪」 あれこれ ... です。
今回は、残念ながら写真がありません。僕の子ども時代の写真とかあったら、よかったかも・・・



2007_08_01

 
いや〜夏がやってきましたねえ〜。

私は、8月生まれです。
世間では、「夏に生まれた人は、夏の暑さに強い」などと言いますが、
私の場合これには全く当てはまらず、暑いのが大の苦手なのです。
暑いととにかくグダ〜となってしまうのでして、
イベントの本番は、舞台に立てば、もちろんシャッキとするのですが、
その前後、つまり出番の前後の控え室での私の姿は、
子ども達に見せられたもんじゃあいません。
特に夏の野外ステージの後の楽屋の私は、力尽きて波打ち際に打ち上げられて、
数時間も日に晒されてしまったトド如く、ただドテッと転がっております。
うわごとの様に『あじい〜あじい〜(暑いの意味)』を繰り返す有様なのです。

  そんな私ですから、家に帰っても『あじい〜あじい〜』の連発。
さっそくクーラーをつけると、
横からうちの妻が「窓を開ければ、十分!」とのたまうと、
私の手からリモコンを取り上げて、音を発てて切ってしまうのです。

実は、うちの妻は、もの凄い寒がりなのです。
不便ですよ、暑がり亭主に寒がり奥さんの組み合わせは。
家に帰って、たまにクーラーが付いていたとしましょう、
『あじい〜あじい〜』の私は、リモコンを素早く見つけると、
一気に温度を下げるのです。
と、いつの間にか現われたうちの妻、
私よりさらり素早くリモコンを奪い返すと、温度を元に戻して、
「これで十分!」とのたまうのです。
その空気に圧倒されて私は、
ただただ『あじい〜あじい〜』化に戻ってゆくしかありません。

夜中にも人知れず夫婦でリモコンバトルが繰り広げられています。
暑くて寝られない私がクーラーを付けると、
それまで寝ていた妻がもそもそと手だけを動かして、
真っ暗なのに全く迷うことなく私の手からリモコンを奪い取り、
せっかく付けたクーラーを止めてしまうのです。
いきなり止まったクーラーに「?」となりつつも私は、
妻からリモコンを奪い返し、
前にもまして低い温度設定でクーラーを再始動させます、
と今度は、妻がすかさず、またまた奪い取ったリモコンで止めてしまいます。
こんなことを熱帯夜に繰り広げているのです。
暑がり亭主と寒がり妻、なかなかうまくは、いきませんね。

  夏休みには、家族旅行に行かれる方も多いでしょう。
そして海水浴も定番のひとつ、なんですが、
我が家の場合、
夏の家族旅行は数年前に草津温泉に行ったのが
最初で最後(2007年現在)です。海水浴は一度もありません。
  夏休みは、NHKのイベントを中心に講習会や研修会、
親子の工作教室などで全国を右往左往しているので、
家族でどこかでのんびり・・・なんて出来ないのが実情なのです。
ましてや海水浴は、絶対に出来ません。
何しろ私には、日焼けが許されないからです。

  番組は、結構、早めに収録をしております。
例えば、今年の7月には、来年の「節分」向けの番組を収録しました。
ですので9月頃には、「おひなさま」ぐらいの頃の番組を収録しますから、
日焼け顔では、あまりにも不似合いなのです。
それだけが理由ではないにしろ、とにかく日焼けは、ご法度なのです。
そんな訳で、うちの子供たちは、
生まれてこの方、父親と夏の海に行ったことがありません。
春と秋に一度ずつだけ海を見に行った事があるぐらい。
仕事のためとはいえ可哀想なことをしています。
その分、やはり妻にしわ寄せというか負担が大きくなっています。

  私の子どもの頃の夏休みの楽しみは、家族で行く軽井沢でした。
「わあ〜すごい〜」と今思ったみなさん、
これには、ちゃんと裏があります。
私の父は、とある女子短大の学務課に務めておりました。
その短大は、北軽井沢に研修施設を兼ねた山の家を所有しておりまして、
夏休みには、学生がサークル、ゼミ等で代わる代わる使用するので、
学務課の職員が交代で管理人を務めねばなりませんでした。
つまり、父の仕事に便乗した家族旅行というわけなのです。
軽井沢に行っても父は、もちろん仕事ですから、
父と遊んだ記憶はほとんどありません。
母と姉と三人であちこち見て回ったぐらいです。

父との思い出で、ひとつ憶えているのが、
父とでっかいカブトムシを採ったことぐらい。
家族旅行といえばそうなんですが、
父とは、あまり遊んだ記憶のない夏の思い出なのです。

  そんなわけで私の夏休みは、子どもの頃から現在に至るまで、
なにやら、『仕事がらみ』になっております。
父親が仕事がらみの夏休みだとやはり母親の負担が大きくなるのでして、
妻には、すまないと思っております。
そんな妻の夏の楽しみが、SMAPのコンサートに行くことでして、
その日だけは、私も妻に全面的に協力しております。
具体的には、
出来るだけ早く家に帰って子どもの面倒を見るという程度のことですが。
でも、その日だけが妻にとっては、
もの凄く貴重な夏の休日なのですから、私も応援します。
なんせ、夏休みだけでなく、他の日祭日も、
私、ほとんど家にいないので、妻は本当に苦労しています。
その日ぐらいは、好きに遊んで来てほしいなあ、
なんて思っておる次第です。

  最後は、のろけ話のようになりまして、すみません。
さあ、今年の夏もがんばるぞ!

  どこかで皆さんとお会いできることを願ってます。













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