わたし・久保田雅人(くぼた・まさと)のまわりで起きた「あんなことこんなこと」・・・。
全国でのイベント裏話や名物・名産、身の回りでのささやかな「出来事」をお話していくつもりです。
お読み頂いたご感想やご意見もお寄せください。
登場人物は、ひょっとしたら、「あなた」かもしれません


いやあ・・今年の夏も、暑かったですねえ・・。
私は、日焼けしてる暇なんてありません・・・この夏も、旅の連続。
で、福岡では、放送教育のあり方を熱く語って ...。



 札幌時計台をバックに、ハイ、チーズ!

2008_09_01
 
朝な夕なに秋の訪れを感じるこの頃となりました。
この夏も暑かったですねえ。
そして、この夏も日本国中を右往左往していました。
そんな中からのお話です。

先ずは、翌日の講習会のために福岡に飛行機で飛びます。
この時期になると毎年、福岡をはじめ九州のどこかには、
必ずっといっていいほどお伺いしております。
暑くなると暑いところに呼ばれることが多いのです。
ど〜せなら、沖縄ぐらいまで行ってみたいもんですが、
ここ4年ほど、沖縄には行ってませんねえ。

沖縄の夏は、こっちとは比べ物にならないぐらいに暑いのですが、
こっちとは比べ物にならないぐらいにすがすがしいのは、
なぜなんだろう、と思っています。
沖縄の日差しは、こっちとは比べ物にならないぐらい強いです。
日中の日差しは、
『痛い』です。ですから沖縄の方はそんな日中は出歩きません。
真昼間の一番暑い時間帯でも楽しそうに歩いてるのは、
観光客だけといってもいいでしょう。
『痛い』日差しの中、わざわざ出歩くのは、観光客だけ、
地元の方は、涼しくなる夕方以降に動き出すそうです。

私も何度か真夏の沖縄に行きましたが、
一度として日中に出歩いた記憶がありません。
暑すぎるのもさることながら、日焼けをしないためです。
私もその昔は、毎年、夏には海に行って、
日焼けにいそしんで(?)いましたが、
わくわくさんを始めてからは、一度も日に焼いたことはありませんし、
昔とは逆に『どうしたら日焼けをしないか』を考える夏ばかりを過ごしてます。
だから、私の子供たちは、
生まれてから一度も父親と海水浴に行った事がありません。
なにしろ、秋に収録する番組は、大体において翌年の放送分ですから、
わくわくさんが日焼けしていたら変ですもんね。

福岡の講習会は福岡県の放送教育研究会主催のものでした。
参加の受講生は、皆さん現役の保育士の先生ばかりです。
この頃、こうした『先生方の前で話す』というのが増えてきました。
放送教育の一環に携わっている私としては、
このような場がとても大切であり、嬉しくもあります。
現場の先生方の声として様々なご意見も聞けますし、
番組を作っている現場の人間としてのお話も出来ます。
先生方の声として『放送教育に協力してくれる園が減っている』というのが
多く聞かれます。
園側の考えとしては、
『家でテレビ漬けの子供が多いのに園に来てまで見せなくてもいいのでは?』
『園の方針に則した番組が無い』といったものを聞きます。
それらの意見にも一理あるとも思います。
それだけに番組に直接携わっている人間が、
直接保育に携わっている方々に『自分達がどう考え、
どのようにして、何を伝えんとして番組を制作しているか』を
お話すべきだと考えているからです。
そうすることで放送教育に対する興味、理解が変わってくると信じています。
このままだと放送教育は廃れていくばかりではないでしょうか。
それを食い止め、放送教育に目を向けてもらうために必要なのは、
私たちのような番組関係者の直接の説明と訴えかけだと考えております。
本番の講習の中でも番組の姿勢や考え方、
番組の裏話をいろいろとしゃべくりました。
番組の裏話をお話しするのは、
それらを知っていただくことで
今度は違った思いで見ていただけると思うからです。
そんなきっかけでもいいので、是非とも、番組を見て、
先生方も一緒に楽しんでもらいたいのです。

福岡の講習会も無事に終了し、急いで、博多駅に向かいます。
新幹線で明日の講習会の行われる広島に行くのです。
このコーナーにも広島の話は、何度も登場しましたが、
講習会は今回が初めてなのでありました。
緊張する分、嬉しく思う私です。
工作も交えて、番組のこともたっぷりお話させていただきました。
大変、ありがたいことです。
このような時間をもっともっと増やしていきたいと考えております。
そして、もっともっと番組が保育の現場で活用されることを
願って止まない私です。

広島の翌日が、なんと札幌!ということで、
この講習会の後、急いで広島空港に向かい、
空路で札幌へ・・・とはいかなかったのです。
広島=札幌便もあるにはあるのですが、便数が少なく、
昼間しか飛んで無いのです。
そこで、今回は、一旦羽田空港に飛んで、
札幌行きの最終便の2本前の飛行機に乗りました。
札幌便のシートに座った時点で殆どへろへろぐたぐた人間と化していた私は、
離陸すら憶えてはいない程に、深い眠りの園に落ちてしまいました。
ガッタンと揺れたので『おお〜やっと離陸か』と思ったら、
『当機は、新千歳空港に着陸しました』のアナウンスが
流れるではありませんか。
飛行機は、寝過ごすことが無いだけいいですね。

新千歳空港駅からは、最終の札幌行きJRに乗りました。
この列車は始めて乗りましたが、
なかなかの風情があって鉄道旅行好きの私には、たまらないものでした。
途中ですれ違う列車が、『釧路行き夜行特急まりも』だったりするのです。
明日のイベントスタッフのみんなに『ごめんね』の一言だけのメールを打って、
あの列車に乗って、ひとり新しい旅立ちをしてしまおう、と
一瞬だが真剣に思ってしまう私でした。
やっぱり、疲れてると人間ってろくなことを考えなくなりますね。

深夜の札幌は前日の福岡に比べれば、驚くほどに寒く感じられました。
あらためて、日本の広さを実感する私です。
ホテルでも爆睡し、翌朝は、なんとか元気になりましたが、
体の芯がどことなく重たく感じてました。
それって『元気』とは言いませんよね?
それでも不思議なもんでイベント本番は、
シャカシャカ動く自分の体がある意味可愛くてしかたないのです。

札幌イベントも無事に終えて、一路、東京に戻ります。
その飛行機でも爆睡の私。
この3日間でどのくらい移動したのかは、わかりませんが、
殆ど、寝てたのだけは確かです。
こんな日々ですから、
子供連れて、海水浴で日焼けなんて出来るわけ無いですよねえ。



20数年前、初めて来た時は
存在に気が付かず
通り過ぎた記憶があります



北海道といえば海の幸
おいしゅうございました



北海道といえばラーメン
おいしゅうございました

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